HOME > 活版印刷 サービス紹介 > 活版印刷とは?
  • introduction
  • 活版印刷とは?

500年以上の歴史がある活版印刷

活版印刷とは、鉛でできた「活字」と呼ばれる文字を組み合わせた版にインクを付け紙に転写して印刷する技法です。
15世紀にドイツのグーテンベルクが発明して以来、500年以上にわたり印刷の中心に居続けてきましたが、活字を鋳造するメーカーの減少や、組版技術を持った職人の高齢化、さらに写真植字(写植)やDTP化などデジタル製版が主流となりつつある現在の日本では活版印刷は希少な印刷技法でもあるのです。
  イメージ

活版印刷の豊かな表現力と味わい

活版印刷はアナログな機械と人の手によって作られるため、平版やデジタルでは真似の出来ない表現力と味わいを持っています。
例えば、印字された部分には紙に圧力がかかるので、独特の凹凸が表現されます。
また、版に付くインキの量や場所が刷る度に異なるため、刷りムラが生じることも。
イメージ

印字された部分をよく見ると、凹凸が見える。

 

 

このように、1枚1枚の仕上がりに個性が表れる印刷物に懐かしさや暖かみが感じられるとして、アメリカやドイツでも見直され、日本でもクリエイター、ショップのオーナー様をはじめ多くの人に愛され用いられています。

進化する活版印刷

昔の活版印刷では「活字」を一文字ずつピックアップした後、「組版」と言われる活字を並べる作業を行い、原版を作っていました。近年ではマグネシウム、銅や樹脂などから原版を作成することが多く、弊社でもマグネシウムおよび樹脂版を使って、活版印刷を行っています。デジタルデータからそのまま版を起こすことができるため、文字だけではなくイラストやロゴなども表現することが出来るため、多種多様な商品をご提供することが可能になっています。
イメージ   イメージ