九月
ちょっと 雨
ちょっとまえ
せみをさがしていた
みどり色のてっぺんをみていた
いま、気づくとしずかになったくうきのなか
すこしうすくなった ふかみどりいろがあつまる木々のあいだ
まっすぐのまっすぐのまっすぐに続く道を
一直線に追う
すると
耳のおくの箱からふわっと しろいけむりが
あらわれ
ずっと前に置いてきたものが
色褪せずそのままちょこんとすわって
つぎの自分が 手をのばす
その瞬間
けむりは白い雲になり 空に浮かぶ
つくつくほーしがないた
おきっぱなしが
まっすぐ まっすぐ まっすぐの視線のむこうで
人待ち顔で ふふふとわらう
地図向こうが見えてきた
tonbo
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